当サイトは広告が含まれています。
睡眠と血圧の関係
人間の血圧は昼間の覚醒時に高く、夜間の睡眠時に低くなるのが普通だと言われています。
夜間の低い血圧は睡眠によってもたらされます。したがって、十分な睡眠をとると、夜間の低い血圧が心臓や血管の安静をもたらすことになり、血圧という観点からは、とても重要な項目になります。
しかしながら、いくつかの病気においては、夜間の血圧が睡眠によっても下がらなくなります。その典型的な病気がクッシング症候群です。その他、糖尿病が進んだ状態や慢性肝炎が進んだ状態、悪性高血圧症といわれる高血圧、悪性の妊娠高血圧症候群である子癇(しかん)などで夜間の血圧が高くなります。このような状態は、体にとってもとても危険です。
夜間血圧の状態を知るためにはこれまでは自由行動下血圧しかありませんでしたが、最近では家庭血圧計で夜間の血圧を測定できるようになっています。
夜間睡眠時の血圧で注意が必要なのが「睡眠時無呼吸症候群」の人です。これは、肥満の人と、極端な高血圧の人におこる症状です。
特徴は、大きなイビキと、眠っている間に時々呼吸がとまることです。家族に発見されることが多く、もしご主人、また奥さんがそのような状態の場合は、医師に相談する必要があるといいえます。
最近では、この睡眠中の無呼吸の状態では、血圧がとても高くなっていることが明らかになってきたそうです。そのため、この病気は脳血管障害の危険因子としても注目されています。
スポンサーリンク